【2022年実施】行政書士試験に不合格だった学習内容について紹介!

2022年1月に入り、昨年受けて惨敗した行政書士試験にリベンジすることにしました。

行政書士試験についてはこちら

目次

昨年度の試験結果の振り返り

2021年の試験結果は、記述式の採点ラインまでも進めず、圧倒的「不合格」でした。

本試験法令科目
5肢択一
法令科目
多肢選択
法令科目
記述式
一般知識等合計得点
11月13日52点4点**40点96点

試験結果を自分なりにもう少し分析して、2023年度の試験に合格するために、足りない部分を洗い出してみました。

昨年の不合格の要因は、「そもそも試験合格レベルに達するための勉強時間自体が不足していた」ことに尽きると考えています。

行政書士試験合格に必要な学習時間は、独学で学習する方や通信講座を受講する方によって異なってきますが、おおよその目安は以下のように言われています。

  • 法律学習未経験者 & 独学    ⇒ 800~1,000時間
  • 法律知識あり   & 独学    ⇒ 600~700時間
  • 法律学習未経験者 & 予備校利用 ⇒ 700~900時間
  • 法律知識あり   & 予備校利用 ⇒ 500~700時間

2021年度の私の学習時間は、259時間でした。「法律知識なく、通信講座を利用する」という条件だと700~900時間の学習時間目安なので、3分の1程度しか費やすことができませんでした。

なので、今年度の学習においては、できるだけ多くの時間を確保し、それを学習時間に充てることを第一目標にしました。

そのため、行政書士試験学習を2021年度は4月に学習スタートしていたので、今年度は2月にスタートすることにしました。

利用した通信講座の紹介

今年も通信講座に申し込むことにして、昨年利用した「ユーキャン」以外のいくつかの通信講座サイトを見た結果、フォーサイトにしました。行政書士講座には3つのコースが用意されています。

セット名使用教材
バリューセット1基礎講座+過去問講座
バリューセット2基礎講座+過去問講座+直前対策
バリューセット3基礎講座+過去問講座+直前対策+答練講座+過去問一問一答演習
バリューセット3
DVDオプション付
基礎講座+過去問講座+直前対策+答練講座+過去問一問一答演習

事前に無料の資料請求をしたうえで申し込んだのはバリューセット2 (基礎+過去問+直前対策講座)で、講座料金は76,530円。昨年度利用したユーキャンの講座料金68,000円より少し高い金額でした。

フォーサイト行政書士講座のおすすめポイント

  1. 初学者向け作成されたフルカラーテキストで、合格するために必要な知識に絞って掲載されている
  2. テキスト内容に連動した動画講義が用意されて、スキマ時間に学習できる
  3. eラーニング教材を通してテキスト閲覧やWEBテストがスマホで行え、テキストを持ち歩く必要がなく、外出先でも学習できる
  4. 定期的に配信されるライブ講座「eライブスタディ」を利用して問題演習に取り組むことで、制限時間内にスピードをもって解答する修練ができる
  5. 学習中の疑問点は、eラーニング教材を通して24時間いつでも質問することができる

通信講座で使用したテキスト

使用するテキストは大きく4つに分かれていて

  • 入門講座テキスト2冊(受講ガイド1冊、入門講座1冊)
  • 基礎講座テキスト7冊(憲法1冊、民法2冊、行政法2冊、商法/基礎法学1冊、一般知識1冊)
  • 過去問題集8冊(憲法1冊、民法1冊、行政法3冊、商法/基礎法学1冊、一般知識2冊)
  • 試験直前対策3冊(一般知識対策、記述問題対策、択一対策 各1冊)

となります。

入門講座テキスト2冊

受講ガイド、入門講座

基礎講座テキスト7冊

憲法、民法、行政法、商法/基礎法学、一般知識

過去問題集8冊

憲法、民法、行政法、商法/基礎法学、一般知識

試験直前対策3冊

一般知識対策、記述問題対策、択一対策

追加で使用したテキスト

オンライン学習

本講座では「ManaBun」というeラーニング教材が提供されています。この教材では、スケジュールの自動作成以外にも

行政書士試験までの学習スケジュール

まずは入門講座で本格的な学習前のウォーミングアップから始めます。その後は基礎講座で効率的に行政書士試験範囲の知識を身に付けます。そして過去問題集を用いて行政書士試験問題を解く術を身に付けます。

本試験直前期には、直前対策講座で記述式対策と一般知識の学習を行います。

また、全1回の公開模擬試験も用意されているので、定期的に自分の実力を確認することもできます。

本講座で提供されている「ManaBun」というeラーニング教材を使用して試験日までの大まかなスケジュールを決めます。1日どれくらい学習時間に充てられるかを1週間分入力すると、自動的に学習スケジュールを作成してくれます。
作成されたスケジュールは大まかに以下の通り。

STEP
2022年2月

受講ガイド、入門講座、【1周目】基礎講座(憲法・民法)

STEP
2022年3月

【1周目】基礎講座(行政法・商法・基礎法学)

STEP
2022年4月

【1周目】過去問題集(憲法・民法)

STEP
2022年5月

【1周目】過去問題集(行政法・商法・基礎法学)

STEP
2022年6月

【2周目】基礎講座(憲法・民法)

STEP
2022年7月

【2周目】基礎講座(行政法)

STEP
2022年8月

【2周目】基礎講座(商法・基礎法学)
【2周目】過去問題集(憲法・民法)

STEP
2022年9月

【2周目】過去問題集(行政法・商法・基礎法学)
公開模擬試験

STEP
2022年10月~試験前日

過去問題集(一般知識)
直前対策(記述式、択一、一般知識)

基礎講座過去問題集2周した後に、直前対策を経て本試験を迎えるというスケジュールです。

昨年の学習開始日より今年は早くスタートできたうえ、昨年の経験もあるので、今年は500時間を目標とし、一日2時間一週間12時間の学習目標を設定しました。合計学習予定時間492時間となります。

  • テキストに沿ったオンライン講座が受講できる
  • 一定の範囲の学習が終了した段階で受けられる〇×テストなどが受けられる

といった機能があります。①のオンライン講座については、昨年利用したユーキャンとは異なり、テキストに沿って用意されているので結構なボリュームがあり、講師もとても聞きやすい話し方をされているので、利用しやすいと感じました。

学習内容

講座受講~春時期(2~6月)の学習内容

オンライン講座にて、受講ガイドと入門講座を聞いて、この講座での学習の全体像を理解する
基礎講座テキスト憲法を学習し、オンライン講座の区切り毎に〇×問題を解いて知識の定着を図る
民法以降も同様に行い、商法・基礎法学まで学習する

夏~秋時期(7~9月)の学習内容

過去問題集を憲法から解いていき、商法・基礎法学まで終了したら、2周目のオンライン講義に入る
商法・基礎法学まで終了したら、2周目の過去問題集を解いていく

直前期(10月~試験前日)の学習内容

昨年はテキストの重要箇所をノートに書き写しながら覚えていましたが、書き写すことが目的となってしまった感があります。

受講した模擬試験

行政書士試験の要項

試験日程

日程
【受験願書・試験案内の配布】2022年7月25日(月)~8月26日(金)
【受験申込受付期間】<郵送>
2022年7月25日(月)~8月26日(金)消印有効
<インターネット>
2022年7月25日(月)午前9時~8月23日(火)午後5時
【試験日時】2022年11月13日(日)午後1時~午後4時
【合格発表】2023年1月25日(水)

試験科目

試験科目試験内容
行政書士の業務に関し必要な法令等(出題数46題)憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)、民法、商法及び基礎法学の中からそれぞれ出題される。
行政書士の業務に関する一般知識等(出題数14題)政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解の中からそれぞれ出題される。

合格基準

合格基準
行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、244点中122点以上
行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、56点中24点以上
試験全体の合計得点が、300満点中180点以上

上記の3つの要件をすべて満たすと合格となります。
例えば、法令等科目の得点が122点以上でも一般知識等科目の得点が24点に満たないと足切りとなり、不合格になります。

8月に入り、いよいよ行政書士試験に申し込みました。

行政書士試験の合否結果

2023年1月、試験結果の合否判定通知が到着しました。
結果は今年も「不合格」でした。昨年よりは点数が上がったものの、法令科目の合格基準点に満たしていないため、記述式の採点がされませんでした。

本試験法令科目
5肢択一
法令科目
多肢選択
法令科目
記述式
一般知識等合計得点
11月13日60点12点**点32点104点

結果的には2年連続で惨敗です。

行政書士試験を終えて

2月からスタートした学習も約280日経過して、本試験を迎えました。
昨年より2か月以上早く学習に入り、また昨年学習した経験もあるでの、スケジュール通りに進めていけば合格できると思っていましたが、最終的には昨年よりも総学習時間は減ってしまい、本試験結果も昨年とほとんど変わらない点数でした。

<学習時間/総学習時間>
 実総学習時間 223時間 
 目標の総学習時間 492時間 目標差 ▲269時間

月間勉強時間累計勉強時間
2022年2月11時間11時間
2022年3月7時間18時間
2022年4月13時間31時間
2022年5月15時間46時間
2022年6月41時間87時間
2022年7月41時間128時間
2022年8月35時間163時間
2022年9月19時間182時間
2022年10月31時間213時間
2022年11月10時間223時間

行政書士試験の要因分析

結果的には昨年の不合格要因とした「そもそも試験合格レベルに達するための勉強時間自体が不足していた」を生かすことができず、最後までズルズルと過ごしてしまいました。

必要の有無は別として、学習の成果を確認するための模擬試験も、本講座内で用意されていたにもかかわらず、受講することができず、最後までに実力を測れずに本番を迎えてしまいました。

昨年と今年の2年間を踏まえ、仕事をしながら受験することは自分にとっては難しいと考えています。もし、2023年度試験を受けるとしたら、根本的に見直さないといけないように感じています。

昨年(2021年)の行政書士試験を受験時の学習内容についてはこちら。

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