
行政書士試験まであと1か月となるこの時期を迎えると、受験生が思うことがあります。
それは、
今のままの勉強を続けていて合格できるのだろうか?
という疑問です。
よっぽど勉強が順調に進んでいて、全国模試を受けて軽く200点以上を取れる受験生であればそうは思わないですが、多くの受験生は、本番まで残り1か月のこの時期に、同じ疑問を持ちます。
残り1か月でやってはいけない4つのこと
- ①新しいテキストや問題集に手を出してしまうこと
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試験の直前になってくると、合格への不安からついつい新しいテキストや問題集に手を出してしまいがちです。しかも試験日までに新しいテキストには目を通し切れず、問題集は解ききれず、中途半端になってしまいます。
新しいテキストや問題集に手を出すくらいなら、今まで使用してきたテキストや問題集を何度も何度も繰り返して読み込んで、問題を解くほうがよっぽど効果があります。
- ②解けなかった問題をそのままにしてしまうこと
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問題集には、誰でも解けなければならない「易しい問題」、できれば解きたい「やや難しい問題」、受験生の誰も解けないであろう「超難問」まで、幅広く収録されています。
「超難問」は解けなくても問題ないので良いのですが、「易しい問題」や「やや難しい問題」については、本番の試験で同じ論点の問題が出題されたら正解しないと試験合格には届きません。
なので、残り1か月を迎える時期に、問題集の「易しい問題」や「やや難しい問題」が解けずにいるようなら、この問題を解けるようにするべきです。
- ③模擬試験を1度も受験せずに本番を迎えてしまうこと
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模擬試験を受けるメリットは、「本番と同じ時間で行われるため時間配分の練習ができること」と、「自分の理解していない分野を客観的に知ることができること」です。
模擬試験を受けて、点数が合格点に届いていなくても問題ありません。試験本番までに合格点に届けばいいのです。
ただし、模擬試験の結果は振り返ってください。特に模擬試験の受験生の半数以上が正解できた問題を落としていないかは、きちんと振り返ってください。受験生の半数以上が正解できる問題を漏れなく正解できるようになれば、それだけ試験合格が近づきます。
- ④自分に自信を無くして諦めてしまうこと
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これが一番いけません。「自分は今年は不合格だ」とか「自分には能力がない」などと弱気になってしまうことがあるかもしれませんが、試験本番まで残り1か月となった時期からでも、実力は伸びます。
「自分は今年の試験で合格して、行政書士になるんだ」という思いを失ってはいけません。
試験本番まで諦めなかった受験生、試験本番の終了時間間際まで諦めなかった受験生が合格を勝ち取るのです。
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