京都旅行(Vol1-4)

冥界からの出口がある「清凉寺」へ

「北野天満宮」を後にして、次に向かったのは「清涼寺」です。
このお寺は、あまり知られてはいないのですが、意外と見どころあります。


一つ目は、豊臣秀頼の首塚があること。二つ目は嵯峨名物あぶり餅、そして三つ目がこの旅でここを訪れる目的となった、小野篁が冥界から戻ってくる際の出口をなった「生の六道」の石柱があること、です。

ちなみに小野篁というのは、平安時代の役人で文武両道の優れた人物で、冥界の閻魔大王に仕える役人とも言われる人物です。昼は朝廷の出仕して夜は閻魔大王に努めているという伝説が受け継がれています。

冥界に行く際の入口(死の六道)は六道珍皇寺にり、現世に戻ってくる際の出口(生の六道)が福生寺(現在の薬師寺)にあると言われています。 なお、現在の薬師寺は、清涼寺境内西門近くにあります。

いやはや、ミステリアスな逸話をもつ寺ですね。こういう逸話大好きです。

続いて「白峯神宮」へ

次に訪れたのは「白峰神宮」です。この神宮は面白いもので、2つの顔を感じました。

一つは、保元の乱で敗れ流刑にされた祟徳天皇の祟りを鎮める為に御祭神として祀っている点、二つ目は鞠の守護神である精大明神を祀っていることから球技にご利益があるとして日本サッカー協会などの球技に関する協会の公式球が奉納されている点です。球技を学んでいる人々がその向上をお祈りするとのことです。

鞠の守護神を祀っているなんて、京都らしく、なかなか面白いものです。

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