イタリア語って結構メジャーな言語と思いましたが、世界でみると日常的にイタリア語を話している国が意外と少ないことがわかりました。イタリアを始め、スイス、サンマリノなどでは公用語として使われていますが、イタリア語話者の人数としては、そのほとんどがイタリア国内に住んでいるようです。
なので、世界の多くの国で日常的に使われている英語やフランス語、スペイン語などとは違い、イタリア国内へ旅行を考えている人や、イタリアとのビジネスを考えてる人以外では、なかなか日常的に話す機会がない言語となります。
とはいえ、イタリア語独特の抑揚の効いた語調や、イタリアの持つ歴史的背景や世界遺産などが好きな方にとっては、その文化を肌で感じる意味でも覚えて損はない言語ではないかと思います。
イタリア語には「発音は比較的ローマ字読み」「単語自体に性別がある」「名詞の数や性別によって動詞が数パターン変化する」などの特徴がありますが、どことなくスペイン語に似ているように思いました。
それもそのはずで、イタリア語とスペイン語は元は同じロマンス語群という系統に属していたため、その文法にも近いものがあるようです(他にも、フランス語やポルトガル語も同じ系統)。スペイン語を学習している身としては、混同してしまうことが一番の心配ですが、その点はしっかり頭を切り替えて乗り切りたいと思います。
ちなみに、日本政府観光局(JNTO)の「国籍/月別 訪日外客数」統計資料によれば、2019年の年間訪日イタリア人数は、約16万2000人になりますので、日本国内でイタリア人と話をする機会もゼロではないですね。
主な他の国籍を調べてみると、以下の通りでした。さすがに韓国や中国、台湾からの訪日数が圧倒的ですね。
国名 | 訪日数 |
---|---|
中国 | 約959万人 |
韓国 | 約558万人 |
台湾 | 約489万人 |
香港 | 約229万人 |
アメ | 約172万人 |
タイ | 約131万人 |
オーストラリア | 約62万人 |
イギリス | 約42万人 |
フランス | 約33万人 |
ドイツ | 約23万人 |
イタリア | 約16万人 |
スペイン | 約13万人 |
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